七宝

  • 2008.11.23 Sunday
  • 23:31
土曜の夜はTV東京の「美の巨人たち」を楽しみにしています。
8年も続いている番組なので取り上げられた作品も実に幅広く、
有名どころの絵画よりも今まで知らなかった作家・作品に出会えるのが嬉しいんです。
昨晩の放送も一般的にはあまり知られていない並河靖之という人の七宝作品でした。

実は七宝焼ってあまり好きではなかったんですけど、明治から大正初期に作られた並河氏の「有線七宝」は現代の七宝工芸とはまったく違うものでした。

鮮やかな花鳥文様の一つ一つが銀線で囲まれて実に細密に表されています。
気の遠くなるような根気の要る作業だと思います。
また鮮やかな文様を引き立たせる地色の黒がうちのご老体テレビの画面ですら惚れ惚れする深〜〜い色合いです。
一緒に観ていた娘と異口同音に思わず「いい色だね〜〜」と言った途端、
ナレーションの小林薫も同じ事を言ってました(笑)
10年前には私の美術館めぐりにも嫌々同行していた娘ですが、
いつの間にか同じ物を観て同じ感動を分かち合えるように(笑)
これは本当にうれしい事です。

並河氏の作品は、19世紀末期から20世紀初頭のヨーロッパで大評判を得てかなりの数が海外に流出しているらしく、残念な事に国内ではあまり有名になる事もなかったようです。
同じような理由で、歴史に埋もれている芸術家がまだまだ居るのかもしれませんね。
この番組からまた新たな出会いを楽しみにしています。

「美の巨人たち」
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